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黒崎バイパスの事業進ちょく率は約88%  北九州国道事務所    春の町、黒崎西ランプ整備に着手


 国土交通省九州地方整備局北九州国道事務所(北九州市小倉南区春ケ丘、鶴敏信事務所長)が整備を進めている国道3号黒崎バイパスの事業進ちょく率は、16年度当初時点で約88%、全体用地進ちょく率は約97%となっていることが同事務所での取材で分かった。
 98年度に着工した黒崎バイパスは、延長5・8kmのうち、これまで段階的に延長5・2kmが開通。08年の暫定供用開始以降、国道3号(樋口町~西本町1丁目交差点間)の所要時間短縮のほか、ランプから10分圏域の沿道地域では、08年度から15年度までに66棟の企業立地などの開発が進んでいるという。今年度から来年度にかけて、黒崎バイパス本線から八幡地区で国道3号に接続する「春の町ランプ」、黒崎地区で国道200号に接続する「黒崎西ランプ」の整備に着手する。春の町ランプについては、すでに橋りょうの下部工工事に着手しており、今年度内をめどに線路をまたぐ橋りょうの上部工工事に着手する。
 黒崎西ランプについても、工事の推進に必要となる調査、設計、関係機関との協議を進め、今年度内をめどに下部工工事に着手する見込み。鶴所長は「いずれも幹線道路に接続し、バイパス機能を担う重要な工事。さらに、JR鹿児島本線をまたぐ構造になるため難易度の高い工事でもある。安全第一で、スピード感を持って整備を進め、地域の期待に応えたい」と話している。