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鶴田工業に3080万円の新規株式投資 大阪中小企業投資育成
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週刊経済2025年5月7・14日発行号
柳川合同には通算4回目の投資
投資、成長支援事業の大阪中小企業投資育成㈱(大阪市北区中之島3丁目、小林利典社長)は3月31日、鉄骨製造業の㈱鶴田工業(朝倉市下浦、鶴田陽一社長)に3080万円の新規株式投資を実施した。
鶴田工業は1913年創業、48年2月設立。資本金5千万円。従業員44人。204年12月期売上高は16億円。高層ビル、物流施設など大型建築物の骨組みに使用される鋼構造物の加工、組み立てを手掛ける鉄骨製造業者。溶接技術や全数検査の実施で鋼材商社のほか同業者、大手ゼネコンから品質面での評価を受けており、九州県内のみならず沖縄県内の案件も数多く受注している。また、3月27日には一般貨物自動車運送業、倉庫業の㈱柳川合同(柳川市西浜武、荒巻哲也社長)に315万円の株式再投資を実施した。柳川合同は1954年4月設立。資本金9939万円。従業員427人(グループ、24年2月)。初回の投資は2016年8月で、今回で4回目となる。
大阪中小企業投資育成は1963年11月設立、資本金68億2200万円。中小企業投資育成株式会社法に基づいて設立された公的な投資育成機関で、事業の成長発展見込みがあり、経営基盤の強化などに取り組んでいる企業を選定基準としている。福井、滋賀、奈良、和歌山以西の24府県を営業エリアとしており、九州支社(福岡市中央区天神1丁目、濱田志郎支社長)は92年4月に九州事務所として開設、2006年、支社に昇格した。