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鳥栖市に農業関連事業を集約・新会社 JR九州 4年後に売上高15億円を目指す
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九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区博多駅前3丁目、唐池恒二社長)は7月1日、農業関連事業を集約した新会社、JR九州ファーム株式会社(鳥栖市本鳥栖町)を設立する。
同社はグループで4年前に農業に参入。現在、大分市でニラを栽培しているほか、大分県臼杵市で甘夏とサツマイモ、飯塚市で卵、熊本県玉名市でトマト、同宇土市でネーブルなどかんきつ類、宮崎県新富町でピーマンを生産している。新会社は、グループ内の農業生産法人株式会社JR九州ファーム大分、JR九州ファーム宮崎株式会社、JR九州たまごファーム株式会社の3社、トマトの生産などを手がけるJR九州鉄道営業株式会社(同区博多駅東1丁目)の農業部門を集約し、発足する。
事業内容は農産物の生産・加工販売、飲食店業、通信販売事業など。産直野菜の販売のほか加工食品の開発、農産物を生かした新ブランドの飲食店などを構想する。代表者は6月に選任予定。資本金は4億4900万円。14年3月期の農業部門の売上高は約3億円で、4年後に15億円を目指す。経営企画部農業推進室の内野豊臣室長は「農業参入から4年が経過し、生産や販路拡大に関するノウハウ蓄積が進んできた。関連部門を集約することで、さらなる生産体制拡充・6次化促進に力を入れ、他事業とのシナジー効果を創出していきたい」と話している。