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鮮魚市場、「閉鎖型」目指し全面改修  福岡市農林水産局    長浜卸売場棟は建て替えへ


 福岡市は今年度から、福岡市中央区長浜の鮮魚市場の全面的な改修事業に着手する。
 現在の鮮魚市場は、屋根と柱だけで外部に開かれた「開放型」の施設構成となっているが、全面的に「閉鎖型」へと切り替え、高度衛生管理への対応を目指す。施設全般に壁やシャッター、防鳥ネットなどを整備。特に老朽化が進んでいる長浜卸売場棟は全て建て替え、比較的新しい東卸売場棟は改修に留める。また、搬送車両の電動化に対応した電源設備なども新たに導入する。長浜、東卸売場両棟の西側から工事に着手し、事業完了予定は2020年度。
 黒田清中央卸売市場長は「施設の刷新後は、鮮魚市場を経由する水産物もさらに『安全・安心』が付加価値として加わるようになれば」と期待する。