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高齢者向け賃貸住宅の代理店を募集  リクロス    初年度百社を目指す


 高齢者向け賃貸住宅「安寿の郷シリーズ」を展開する有限会社リクロス(福岡市中央区大名1丁目、跡部宗教社長)は、7月から不動産会社や建築会社を対象に販売代理店の募集を開始する。
 安寿の郷は、空室の目立つ賃貸物件をコンバーションし、同じ建物内に介護事業者を入居させるなど付加価値を付けた高齢者専用住宅。現在、福岡県内で10棟を展開しており、ともに高い入居率を維持していることから、今後はこれまで培ったノウハウを代理店に提供し、同シリーズの全国展開を目指す。同社では代理店の対象業者を不動産業者や建築会社とし、オーナーに対し既存物件の入居率アップを目指した活用法に加え、新築における同シリーズの展開も提案していく。初年度の代理店開拓目標は百社。パッケージ使用料金などは現在検討中。
 跡部社長は「新築物件では土地を保有しない場合でも利回り13%、また中古物件では入居率を上げると利回り30%も可能。また、物件や空室状況に応じて、さまざまな展開パターンのノウハウがある。すでに全国からの問い合わせも多くいただいており、福岡から全国へ新しい商材として発信していきたい」と話している。
 同シリーズは不動産業の有限会社三洋住宅(福岡市南区長丘1丁目、落水保社長)や、システム開発の株式会社エヌ・エス・エックス(福岡市博多区博多駅前3丁目、跡部宗教社長)を中心にプロジェクトとして事業を進めてきたが、今後は有限会社リクロスが主体として展開していく。