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高純度アルミなどの価格下落で減収  九州三井アルミニウム工業    コスト削減などで黒字転換


 高純度アルミでシェアトップレベルの九州三井アルミニウム工業株式会社(大牟田市四山町、蓮尾勇次社長)の2010年3月期決算は、売上高が25・2%減の83億39百万円、経常利益は前期の4億82百万円の赤字から1億86百万円に黒字転換した。
 事業別にみると、素材事業は受託加工製品のビレットや合金の販売数量、価格減が大きかったことや、アルミ電解コンデンサー箔用の高純度アルミが前期の販売数量を上回ったが、大幅な価格下落が影響し、売上高が25・0%減の66億72百万円だった。半導体機器事業は、下期で半導体装置関連を中心に急激な受注回復をしたが、上期の売り上げ低迷が影響し、売上高が26・2%減の16億67百万円だった。増益要因はアルミ地金などの在庫評価差益、労務費を中心とした大幅なコスト削減の効果が大きく、黒字転換となった。
 蓮尾勇次社長は「高付加価値製品の売り上げ急回復とともに、連続赤字は絶対に出来ないと危機感と緊張感を持って1年間必死に努力した。全従業員の頑張りで経営再建初年度を乗り切った」と話している。2011年3月期は売上高が32・0%増の90億円、経常利益は29・0%増の2億4千万円となる見通し。