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高知市のホテル運営を受託   ジェネラル・キャピトル・マネージメント 


 ホテルや旅館の再生事業のジェネラル・キャピトル・マネージメント株式会社(G・C・M)(福岡市博多区東那珂1丁目、田上潮社長)は7月17日から、高知市南宝永町のホテル「エクセルホテル高知」の運営委託を受託した。
 これまで高知市の射手産業株式会社が運営・所有してきたが、射手産業株式会社がホテルを所有、同社が運営と分けることで事業再生を支援する。これまで全国で11物件の再生に携わり、ホテル運営は今回が初めて。営業面では、大手企業契約の見直し・新規締結、旅行代理店のパッケージ商品の新規企画・販売強化、インターネット予約の充実などを改善した。「居酒屋」だったレストランの営業形態を「フレンチ」に変更し、女性客を意識した展開を実施。また、食材や商品仕入業者のルートを見直し、原価を削減。保守管理では、業者の管理内容や公共料金契約を見直した。さらに業務ミスの防止やサービス向上のため、従業員を増員し時間外勤務や公休日の是正で、業務負担を軽減。
 建物概要は本館が6階建ての56室、新館が8階建て44室。設備はレストラン、宴会場、展望大浴場などで、従業員数は社員・パート含むと24人。田上社長は「現在、約58%の稼働率を70%台に上げ、さらなる営業力の増強と、今以上の経費見直しで、収益率の向上を目指す。成功モデルを作っていきたい」と話している。
 同社は2005年7月設立、資本金は100万円、従業員5人。
 田上社長は熊本市出身、1966年7月1日生まれの40歳。趣味はドライブ。1994年に福岡市内の「プレジデントホテル博多」のオープニング時、本社に在籍し、企画から建設に伴う折衝を施主側として携わる。その後、総支配人を経て、2005年から現職。また04年、05年には福岡市ホテル旅館協会理事、福岡ホテル任意団体「三士会」会長などの就任経験を持つ。