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高大連携事業に関する協定締結 福岡女子大学と城南高校


週刊経済2024年12月11日発行号

課題研究を通して

公立学校法人福岡女子大学(福岡市東区香住ケ丘1丁目、向井剛学長)と福岡県立城南高校(同市城南区茶山6丁目、井上英一郎校長)は11月26日、高大連携事業に関する協定を締結した。
普通科理数コースの「理数ゼミ」での自然科学分野と情報工学分野の課題研究や、同コース以外での「ESD探求」などの学習活動を推進する城南高校が、この分野での指導助言を求めて福岡女子大学に連携を打診した。今後は、同大学環境科学科の教員による高校生への助言やゼミ生との学習交流など幅広い連携活動を推進することになる。より実践的な研究実習の環境を提供する一方、同高校から同大学への進学後、継続して学ぶ「理系女子」の育成を目指す。向井学長は「理系に留まらず文理の垣根を越えたさまざまな課題研究において連携したい。城南高校には、学び続ける探求心のある生徒を送り出していただきたい」、井上校長は「大学との連携は2例目。福岡女子大学との連携で課題研究の充実や女性の科学技術人材の育成を推進したい」と話している。