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顔画像履歴管理ソフトの新商品発売  NECソフトウェア九州    迷子、セキュリティなどに


 九州SI大手、NECソフトウェア九州(九州日本電気ソフトウェア株式会社、福岡市早良区百道浜2丁目、小林研社長)は、4月21日、同社が開発した顔画像履歴管理パッケージソフト「顔跡/KAOATO」シリーズの新商品を発売した。
 同シリーズは、NECの顔認証技術を活用したラインアップ商品。今回の新商品「顔跡/KAOATO監視ソフトウェア」は、顔画像の蓄積・検索といった既存機能に加え、NECソフトが開発した性別・年齢推定エンジンを利用するとともに、顔認証を使った動線分析が可能となる。これらの機能の製品化は国内初という。遊園地など大型商業施設での迷子探しやデータセンターにおけるセキュリティ確保といったニーズに応えるよう開発した。具体的には、事前に登録した特定人物の顔と監視カメラの顔を照合、特定人物の行動履歴を顔画像から検索が可能、探したい人物のマスター顔画像が無くても「男性30代」といったように性別・年齢(目撃情報)から検索可能、ある人物の移動履歴を顔画像で管理し動線分析(人物の移動を追跡できる)が可能(今年秋頃から対応予定)といった特徴がある。標準価格は150万円(税別)で、1セット価格は150万円(税別)。同社では今年度50セットの販売を見込む。
 同社は1981年11月設立。資本金は1億円。06年度の売上高は204億円。従業員数は899人(08年3月末)。小林社長は1948年9月28日生まれの59歳。電通大卒。