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韓国の医薬品製造会社と業務提携 クラモチ がん免疫療法培養の共同研究へ
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がん免疫療法の研究・開発の株式会社クラモチ(福岡市中央区天神5丁目、倉持恒雄社長)は、11月17日、がんの免疫療法培養技術の指導を目的に、韓国の医薬品製造の株式会社NKバイオ(ユン ピョンギュ社長)と業務提携した。
株式会社NKバイオに、同社が独自開発した「リンパ球・NK細胞培養法」や、患者の免疫力を高める「NKT細胞複合免疫療法」などの技術提供や開発を共同で進める。また、来年1月から韓国の厚生省から認可を受け、倉持社長が開発した「HSP(ヒートショック蛋白)複合自己がんワクチン」の臨床試験を実施する方針。現在、株式会社NKバイオのバイオ事業部研究員が同社で技術を学んでおり、今後も株式会社NKバイオから研究員を派遣する。権 宸旭(クォン シンクウ)株式会社NKバイオ日本支社長は「日本で免疫の第一人者である倉持医学博士をぜひともNKバイオに招聘し、その技術を学びたいと思い当社から打診した。今後、お互いの関係を深め、医学の発展に貢献していきたい」と話しており、倉持社長は「30年以上免疫学に携わってきた。NKバイオと提携することによって、韓国においても多くのがん患者さんのお役に立てれば」と話している。
株式会社NKバイオは、1986年8月20日設立、資本金294億152万2000ウォン、従業員数65人。(2008年5月現在)
株式会社クラモチは2007年11月設立、福岡せんしんクリニックと業務提携。資本金1000万円、スタッフ数10人。