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需要低迷で8億7500万円の経常赤字 昭和鉄工 4~9月、売上高は38%減
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熱源、空調関連機器メーカーの昭和鉄工株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭3丁目、山本駿一社長)の2010年3月期中間(09年4~9月)連結決算は、売上高が39億9100万円で前年同期比38%減、経常損益が8億7500万円で前年同期の8500万円から赤字幅が拡大した。
空調製品や鋳造製品の需要低迷などで減収赤字となった。事業別では空調関連事業が「業務用エコキュート」の売り上げは好調だったものの、空調機器の売り上げが減少し売上高30億1000万円で同16%減、サーモデバイス事業が新商品「太陽電池薄膜用アニール処理炉」を発売したが、計画していた台湾の液晶パネルメーカーからの受注が延期となり同期中の業績計上ができず売上高1億5100万円で同90%減、その他の事業では自動車関連からの需要低迷による鋳造製品の受注減少などで売上高8億2800万円で同39%減となった。通期では売上高が118億円で同15%減、経常利益が1000万円で同41%減を見込んでいる。同社では「昨年からの急激な企業経営環境の変化に対応するため、適正な利益を安定的に上げ続ける体質の構築を進めていく」と話している。