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電話による安否確認システム発売  アイ・コンサルタンツ    11月から、利用料は980円から


 システムの企画、開発、販売・アイ・コンサルタンツ合同会社(福岡市中央区天神4丁目、伊東啓次代表)は、11月1日から独居高齢者・独居障害者向けの安否確認システム「げんきでんわ」の販売、サービスを開始する。
 同システムは電話で利用者の安否や体調を確認するもの。サービスセンターから毎日事前に登録されている電話番号に電話をかけ、自動音声で利用者の体調を尋ねる。利用者は体調に応じて「すごく元気」、「まあまあ元気」、「元気がない」を選び、それぞれに対応した番号の電話機のボタンを押す。その内容が親族の携帯電話にメールで送られる。利用者が電話に出ない場合などもメールで通知され、その後利用者には数時間おきに電話をかけなおす。電話機は、プッシュ式であれば既存のものを使用できる。利用料は、利用者の電話機が固定電話の場合は980円、携帯電話・PHSなどの場合は1880円。初期費用は登録料2000円。サービス名は「げんきでんわ」。1年間で利用者1万人、年商1億2000万円の売上げを目指す。同社は当初パソコン、ICカードなどによるインターネットを基盤とした緊急通報システム「安心ネット」を構想していたが、コスト面や高齢者のパソコンへの抵抗感などを考慮して、基盤インフラを電話回線に変更した。システムの内容も再度検討し、名称も「安心ねっと」に変更。「げんきでんわ」は「安心ねっと」のサービス第一弾で、今後、緊急通知・火災・ガスセンサーによる自動緊急通知ができる「きんきゅうでんわ」、さらに24時間有人監視を加えた「もっとあんしん」、インターネットを利用したコミュニケーションサービスの「なかよしでんわ」なども開始する予定。伊東代表は「既存の電話機を活用することで低価格を実現できた。自動音声ではあるが、日替わりで電話の内容を変えるなどして飽きがこないようにしている。今後は体調確認の返答データを活用し、利用者別に内容を変えるようにすることも考えていきたい」と話している。
 同社は2009年4月設立、資本金は100万円。従業員数は1人。10年3月期の売上高は445万円を見込んでいる。伊東代表は北九州市出身、1950年3月28日生まれの59歳。九州芸術工科大学(現・九州大学芸術工学部)卒業後、大手電機メーカー、大手ソフトウェア会社を経て、DFテクノシステムズ株式会社(福岡市)で無線ICタグの開発、および無線ICタグを使用したソリューションの開発・事業化を進め、福祉分野に特化した事業展開のため、同社を設立した。趣味は映画鑑賞、読書。