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関電系通信会社とテレビサービス強化の新会社 QTNet 本格的な放送と通信の融合時代に向け
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九州電力グループの通信事業会社、九州通信ネットワーク株式会社(略称QTNet、福岡市中央区天神1丁目、秋吉廣行社長)は10月1日、関西電力グループの通信事業会社、株式会社ケイ・オプティコム(大阪市北区、藤野隆雄社長)とテレビサービスの充実・強化施策検討などを行う共同出資の新会社「West Japan Partners株式会社(略称WJP)」を設立した。
ケーブルテレビ市場が成熟期を迎え、事業者の再編が進むなど競争が激化する中、両社は本格的な放送と通信の融合時代に向け、ユーザーがより便利で快適に利用できるサービスの提供を目指し、新会社を設立した。WJPは資本金100万円で、ケイ・オプティコムが81%、QTNetが19%出資。本社はケイ・オプティコム本社内に置き、社長は津田和佳同社コンシューマ事業戦略グループマネージャーが兼務する。役職員は津田社長含め8人。共同プロモーション企画や新サービス開発などテレビサービスの充実・強化施策の検討や、番組調達など共通業務効率化を推進していく。両社では、「新会社を通じて連携をさらに強化し、お客様に対し魅力あるサービスを提供し、顧客満足度向上に努めていく」と話している。
ケイ・オプティコムは1988年4月設立。資本金は330億円で、関西電力株式会社の100%出資。従業員1226人(今年4月1日現在)。関西一円に張りめぐらせた、独自の光ファイバーネットワークを駆使し、個人、法人向けの通信サービスを展開。今年3月期売上高は1689億円。