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開学20周年、英語歌舞伎を生徒ら公演 リンデンホールスクール中高学部


 

リンデンホールスクール中高学部(筑紫野市、都築明寿香校長)は10月10日、アクロス福岡シンフォニーホールで同校生徒による「英語歌舞伎」を上演した。

 

開学20周年を記念したもので、演目は太宰府ゆかりの菅原道真公の左遷を巡り道真公の周囲の人々の人生を描いた「菅原伝授手習鑑 車引」。生徒たちは今年1月から歌舞伎俳優の中村壱太郎氏指導、㈱ナリコマヤオフィス・宮本卯之助商店制作のもと稽古を重ね、当日の衣装は松竹衣裳㈱、大道具や記念品の制作は地元企業の協力を得て舞台を作り上げた。

 

公演には同校の中学生から高校生にあたるG7〜G11年生の72人が参加。同校では「日本の伝統文化と国際教養を融合させた独自のカリキュラムを提供し、日本で生まれ育った者としてのアイデンティティを確立させ、グローバルに活躍する人材を育成する当校で、日本・地域の伝統文化を英語で世界に発信していく学びの集大成となる初の試み」と話している。

 

リンデンホールスクールは2004年小学部(太宰府市)、2010年中高学部(筑紫野市)を開校。「和魂英才」のもと、急速に変化し続けるグローバル社会で活躍する人材育成を目指して、小・中高12ヶ年の「英語イマージョン教育」を実践し、ネイティブレベルの日本語・英語の二言語の取得を目指している。

また、生徒のグローバルな高い視座を養うために、早期段階からの海外留学や探究的な課外活動、独自の環境学習を展開すると共に、伝統的な教養も重要であると考えており、日本文化や伝統の習得にも力を注いでいる。