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鋳物製品の新工場が完成、稼働開始  戸畑鉄工    最大18トンの大型製品が製造可能に


 鋳物製品製造・戸畑鉄工株式会社(北九州市小倉南区新曽根、安田敏剛社長)が、総事業費約10億円をかけて同所に建設を進めていた新工場が完成し、このほど稼働開始した。
 敷地南側の旧第1工場跡に建設していたもので、鉄骨造りの平屋建てで、延べ床面積約2000平方m。大型工作機や電力向け部品、船舶向けの大型品などを製造する。従来同社の生産能力は月産400トンだったが、新工場の完成で将来的には1000トンの製造を目指す。またこれまでは製品単体重量が最大8トンまでしか製造できなかったが、新工場では設備を更新・増強し、最大18トンまでの製品製造が可能になった。大型製品を製造している企業は少ないため、他社との差別化、競争力の強化を図る。また第1工場に引き続き、現在仕上げ工場の増築工事(約500平方m)も進めている。
 同社は1946年7月設立、資本金は5740万円。従業員数は97人。安田社長は北九州市戸畑区出身、1952年4月16日生まれの57歳。成蹊大学経済学部卒。趣味は映画鑑賞。