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鉄鋼需要減で45億円の最終赤字に 黒崎播磨 景気後退で業績下方修正
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耐火物製造の黒崎播磨(北九州市八幡西区、古野英樹社長)は、1月5日、業績予想の下方修正を発表。
上期は鉄鋼需要が旺盛で、中間期では増収増益を記録したものの、米国の金融危機及び景気後退の影響から鉄鋼需要が減退し、鉄鋼関連製品である耐火物の受注も予想を大きく下回った。また、原料価格の高騰に加え、保有する企業株式が倒産で損失を受けるなど、利益面は特に打撃を受けた。売上高は前回予想の980億円から20%マイナスの960億円。経常利益は同48億円から37・5%マイナスの30億円。当期純利益は同28億円から45億円の赤字(73億円のマイナス)に修正した。前期との比較では、売上高が前期比2・7%増、経常利益が37・5%減の増収減益となる。同社は「過去最高業績を更新できるペースで推移していただけに、景気の急変は非常に残念。このまま設備投資意欲が低下すれば、来期も厳しい環境となる」と話している。