NEWS
野菜高騰でドレッシング苦戦し増収減益 ピエトロ中間期
Tag:
週刊経済2024年11月27日発行号
売上高は8・9%増の54億8400円
食品製造・販売やレストランなど店舗事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)の2025年3月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が前年同期比8・9%増の54億8400万円、経常利益が49・8%減の9400万円で増収減益となった。
店舗事業は既存店の好調維持に加えて新店効果で増収、前期不採算店の閉店効果もあり黒字が拡大したものの、商品事業が野菜高騰の影響を受けて主力のドレッシングが減収となり、伸長したパスタ、冷凍、スープカテゴリーの積極的育成に伴う販促費などの増加で減益となったことが響いた。営業利益も47・9%減の9700万円、四半期純利益は37・3%減の4600万円だった。
事業別では、商品事業はドレッシングが野菜高騰で第2四半期は苦戦したものの他のカテゴリーが大きく成長し、売上高が7・8%増の33億1100万円、営業利益が9・6%減の7億9500円で増収減益。店舗事業は既存店(直営、FC)、新店とも好調を維持し、売上高が10・9%増の20億8900万円、営業利益が43・0%増の4800万円で増収増益。その他(本社ビル等の賃貸)事業は売上高が2・3%増の8400万円、営業利益が5・8%減の3400万円だった。
なお、通期の連結業績予想は売上高がほぼ計画通りに推移する一方、各利益ともに前回予想を下回る見込みから、売上高が111億円、経常利益が2億1500万円に下方修正した。