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那の川四つ角に「福岡那の川店」オープン  札幌かに本家    福岡店移転、年商6億円目指す


 株式会社札幌かに本家(本部・名古屋市中区、日置達郎社長)が、福岡市中央区天神2丁目の福岡店の移転のため、約13億円をかけて建設していた「福岡那の川店」が2月26日、オープンした。
 場所は、同市南区那の川2丁目、百年橋通り沿いの那の川四つ角。5階建てで、敷地面積約425平方m、建築面積約378平方m、延べ床面積約1919平方m。28台収容の駐車場も完備する。座席総数は294席。6人や8人用の個室が中心になるが、2階に50人収容の大広間と24人収容の中広間がある。各フロアとも建物外側に「庭」を設置しているのが特徴。また、1、4、5階は飛騨の匠の協力を得て、欅の柱や赤松の梁など美杉材、銘竹をふんだんに使い、内装にこだわった。那の川店では接待客や家族への慰安的な利用客の取り込みを狙い、客単価を4000~5000円に想定。年商6億円を目指す。
 同社は、1971年設立。資本金は9600万円。売上高は90億円(05年3月期)。天神2丁目の福岡店は84年9月のオープン以来、24年間営業してきたが、施設老朽化や「客層の変化や車での来店がしづらい」(日置社長)といった点から移転が決まっていた。