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輸出額は電気機器の減少などで2カ月連続マイナス  福岡空港10年9月貿易概況    輸入は10カ月ぶりにマイナス


 福岡空港税関支署がまとめた10年9月分の福岡空港貿易概況(速報値)によると、輸出総額は前年同月比10・6%減の501億円となり、2カ月連続のマイナスとなった。一方、輸入総額は7・0%減の282億円で10カ月ぶりのマイナスだった。
 輸出の主なマイナス要因は、電気機器(273億円、18・3%減)、化学製品(50億円、10・5%減)が減少したためで、映像機器(36億円、12・1%減)も減少したが、科学光学機器(21億円、35・8%増)、一般機器(19億円、42・8%増)は増加した。主力品目のICは、数量が3・8%減の5億6百万個と11カ月ぶりのマイナスになり、価額も29・3%減の135億円で、6カ月連続のマイナスになった。
 地域(国)別では中国(108億円、1・5%減)が2カ月連続のマイナスになったが、他地域の減少もあり、3カ月連続のトップとなった。また、シンガポール(80億円、21・2%減)、韓国(66億円、1・1%減)、台湾(51億円、26・8%減)は減少したが、アメリカ(39億円、22・0%増)は増加した。
 輸入の主なマイナス要因は、電気機器(171億円、1・0%減)、科学光学機器(26億円、31・3%減)が減少したためで、一般機器(9億円、5・4%減)も減少した。音響・映像機器(28億円、42・3%増)、原料別製品(10億円、48・3%増)は増加した。主力品目のICは、数量が97・0%増の1億37百万個と10カ月連続でプラスになったが、価額は15・5%減の84億円で、10カ月ぶりのマイナスになった。地域(国)別では台湾(71億円、24・4%減)が2カ月ぶりのトップ。韓国(47億円、6・6%減)、タイ(24億円、17・9%減)、アメリカ(17億円、15・3%減)は減少したが、中国(67億円、24・7%増)は増加した。