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輸出は12カ月連続のマイナス 福岡空港09年7月貿易概況 シンガポール、香港向けは増加
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福岡空港税関支署がまとめた09年7月分の福岡空港貿易概況(速報値)によると、輸出総額は499億円で前年同月比29・9%減となり、12カ月連続のマイナスとなった。
主な要因は、輸出額の大半を占める半導体等電子部品が202億円で同39・3%減と減少したため。化学製品(59億円、同34・8%減)、一般機械(17億円、同59・6%減)、電気回路等機器(18億円、同38・8%減)も減少した。映像機器(42億円、同3・5倍)は増加した。主力品目のICは、数量が5億100万個で同30・2%減、11カ月連続でマイナスとなり、価額も166億円で同40・9%減と14カ月連続のマイナスとなった。地域(国)別ではシンガポール(74億円、同29・5%増)、香港(38億円、同26・2%増)、フランス(4億円、同56・2%増)は増加したが、韓国(78億円、同19・7%減)、中国(71億円、同50・3%減)、台湾(56億円、同59%減)、アメリカ(40億円、同16・6%減)は減少した。
輸入も15カ月連続のマイナス
また輸入総額も263億円、同32・1%減で15カ月連続のマイナスとなった。
主な要因は、半導体等電子部品が105億円で同30・3%減と減少したため。科学光学機器(34億円、同2・8%減)、化学製品(9億円、同41・4%減)、音響・映像機器(15億円、同55・2%減)も減少した。主力品目のICは数量が7100万個で同19・1%減と10カ月連続のマイナスとなり、価額も92億円で同25・9%減と15カ月連続のマイナスとなった。地域(国)別では、アメリカ(27億円、同2・3倍)、シンガポール(9億円、同13・9%増)は増加したが、台湾(77億円、同26・5%減)、中国(55億円、同40・7%減)、韓国(40億円、同45・3%減)、タイ(19億円、同29・8%減)は減少した。