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輸出は半導体関連減少で5カ月連続マイナス  福岡空港08年12月貿易概要    中国が60・5%減


 福岡空港税関支署がまとめた08年12月分の福岡空港貿易概況(速報値)によると、輸出総額は356億円で前年同月比51・7%減となり、5カ月連続のマイナスとなった。
 主な要因としては、輸出総額の大半を占める半導体等電子部品が171億円で同50・7%減と減少したため。また、化学薬品(34億円、同63・6%減)、一般機械(16億円、同65・5%減)、電気回路等機器(12億円、同55・8%減)、化学光学機器(6億円、同67・6%減)は、ともに減少した。主力製品のICは、数量が3億5600万円で同46・3%減と4カ月連続のマイナスとなり、価額も148億円で同49・4%減となった。地域(国)別ではインドネシア(3億円、同7・1倍)、カナダ(3億円、同9倍)は増加したが、中国(76億円、同60・5%減)、韓国(41億円、同64・6%減)、台湾(65億円、同34・4%減)、アメリカ(31億円、同40・1%減)、フィリピン(16億円、同71・6%減)は減少した。

 輸入も半導体等電子部品減少で8カ月連続のマイナス

 また輸入総額も236億円、同43・9%減で8カ月連続のマイナスとなった。
 主な要因としては、半導体等電子部品が70億円で同65・5%減と減少したため。また、科学光学機器(18億円、同30・9%減)、一般機械(17億円、同11・6%減)も減少した。一方、魚介類(23億円、同6%増)、原料別製品(7億円、同0・1%増)は増加した。地域(国別)では、香港(18億円、同3%増)、シンガポール(6億円、同13・7%増)は増加したが、台湾(54億円、同41・6%減)、中国(43億円、同51・4%減)、韓国(41億円、同58・2%減)、タイ(16億円、同32・3%減)、アメリカ(13億円、同70・9%減)は減少した。