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輸出は半導体等電子部品減少で13カ月連続のマイナス  福岡空港09年8月貿易概況    シンガポール、香港は増加


 福岡空港税関支署がまとめた09年8月分の福岡空港貿易概況(速報値)によると、輸出総額は536億円で前年同月比24・8%減となり、13カ月連続のマイナスとなった。
 主な要因は、輸出額の大半を占める半導体等電子部品が203億円で同35・0%減と減少したため。化学製品(57億円、同42・7%減)、一般機械(14億円、同61・1%減)、電気回路等機器(18億円、同34・2%減)も減少した。映像機器(32億円、同2・1倍)は増加した。主力品目のICは、数量が5億3500万個で同24・9%減、12カ月連続でマイナスとなり、価額も171億円で同36・1%減と15カ月連続のマイナスとなった。地域(国)別ではシンガポール(108億円、同89・6%増)、香港(39億円、同23・1%増)は増加したが、中国(102億円、同38・9%減)、韓国(63億円、同37・0%減)、台湾(63億円、同42・9%減)、アメリカ(35億円、同34・8%減)は減少した。

 輸入も16カ月連続のマイナス

 また輸入総額も263億円、同24・5%減で16カ月連続のマイナスとなった。
 主な要因は、半導体等電子部品が107億円で同16・3%減と減少したため。科学光学機器(36億円、同3・6%減)、音響・映像機器(14億円、同48・4%減)、一般機器(9億円、同47・4%減)も減少した。主力品目のICは数量が7000万個で同14・0%減と11カ月連続のマイナスとなり、価額も91億円で同9・6%減と16カ月連続のマイナスとなった。地域(国)別では、アメリカ(23億円、同33・5%増)、マレーシア(16億円、同14・1%増)、シンガポール(8億円、同9・3%増)は増加したが、台湾(63億円、同34・2%減)、中国(60億円、同32・9%減)、韓国(45億円、同2・5%減)、タイ(22億円、同11・8%減)は減少した。