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資本金3000万円で株式会社JAファーム設立  福岡市農業協同組合    農地保全、集落維持目的に


 福岡市農業協同組合(福岡市中央区天神4丁目、倉光一雄組合長)は、10月1日付で農業生産法人「株式会社JAファーム福岡」を設立した。福岡県内のJAが出資する農業生産法人の設立は今回が初めて。
 これは農業従事者の高齢化および農業後継者不足による不耕作地の増加を背景に、同組合の農地保有合理化事業と連携することで管内2000haの農地保全、集落維持を目的としたもの。設立後、主に年3回程度の耕起や草刈りなどの農地保全管理事業、農作業受託事業、水稲育苗事業、農機レンタル事業、野菜栽培・水稲栽培を対象とした田畑経営、食育農園の管理運営事業を展開する。資本金は3000万円。本社事務所は同組合内に設置し、社長には倉光組合長が兼任する。スタッフは5人となる。同組合では「都市部に農地を維持していくことは容易ではないが、管内2000haの農地を維持するために今後も食と農を意識した実践的な取り組みをしていきたい」と話している。倉光社長は福岡市西区出身、1938年2月21日生まれの70歳。高校卒業と同時にJA福岡市組合員になり、金武支店普通作部会長、資産管理部会長、1993年の非常勤理事を経て、02年6月に代表理事組合長に就任。趣味はドライブ。役員は次の通り。
 ▼社長 倉光一雄▼専務 茂木嘉浩▼常務 西京一

 早良区東入部6丁目に農産物直売所

 また、同組合は現在、福岡市早良区東入部6丁目に直営農産物直売所を建設している。4店舗でオープンは12月上旬。
 これまで地域農家の会員が自主的に実行委員会を組織し、同組合が管轄する地域各所で直売店を展開していたが、同組合が直営店舗を運営することで地域農産物の物流促進、販売強化、農産物の需要拡大を図るもの。直営直売所の開設は西区周船寺、同福重、南区柏原に次いで4店舗目となる。場所は国道263号沿い、東入部交差点近くJA福岡市入部支店敷地内。名称は「博多じょうもんさん入部市場」。敷地面積は2785平方m、店舗面積は334・45平方mで平屋建て。開設後は福岡市内の農家が生産した野菜や無農薬・減農薬の特別栽培米、花、加工食品、惣菜、パン、精肉、干物類を販売する計画。営業時間は午前10時から午後6時(火~土)、午前10時から午後5時(日・祝)。来年度までに計6店舗の出店を計画している。同組合では「高品質農産物の即時提供や農業従事者の生産意欲向上、地域活性化が大きな狙い。今後も直売店を起点に地域ブランドの浸透に努めていきたい」と話している。
 同組合は1962年10月に発足。出資金は42億円。従業員数は576人(08年3月現在)、組合員数は2万5763人(08年9月現在)。