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賃貸オフィスの新築、建て替えに補助金 北九州市


週刊経済2021年8月17日発行

小倉駅、黒崎駅から半径1キロ圏内で

北九州市(北橋健治市長)はこのほど、小倉駅と黒崎駅の半径1キロ圏内で賃貸オフィスビルを新築、建て替えを実施する事業者を対象に建設費の20%、最大10億円の補助金を支給する。対象期間は2022(令和4)年4月1日から2027(令和9)年3月31日まで。
同市は2014年度からIT関連企業の誘致に力を入れ、これまでに進出企業50社、2千人超の雇用を創出したものの、市中心部の小倉駅、副都心の黒崎駅周辺で賃貸オフィスが不足していることなどから、事業者の建て替え促進を目的に新たな助成制度を設けた。対象となるのはオフィスの立地に優れた小倉駅、黒崎駅から半径1キロ圏内に新築、建て替えのビル(建替えは除く)で、ワンフロアあたり100坪以上、全階層の合計で500坪以上の賃貸用オフィス。IT企業の受け皿となるOAフロアの設置、新型コロナウイルス感染症拡大防止、5Gなど最先端デジタルの活用、環境負荷軽減、景観に配慮していることなどが要件。補助交付額は建設費に総床面積に占める賃貸用オフィス部分の割合に乗じた20%で、限度額は最大10億円。整備後、5年間の入居状況に応じて交付する。市と事前協議の上、着工前の30日までに事業計画書を提出、市税滞納がないことや暴力団または暴力団員でない者、暴力団または暴力団員と密接な関係がないことなどが条件。
同市産業経済局企業立地支援課の中川茂俊情報・通信産業担当課長は「オフィスリノベーション補助金に次ぐインセンティブ制度。コロナ禍でもIT企業の地方展開の勢いは衰えていない。選ばれる北九州市になれるべく、新しいオフィスの新築、建て替えの誘導を目指す」と話している。