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販売好調で経常50%増  鳥越製粉    売上高は価格改定効果で2ケタ増


 地場製粉業大手・鳥越製粉株式会社(福岡市博多区比恵町、小西敬一郎社長)の08年3月期第1四半期決算は、売上高が53億6500万円で前年同期比15・5%増、経常利益が5億9500万円で同50・8%増の増収増益となった。
 積極的な営業展開が奏功し、小麦粉の出荷高が伸びたことに加え、政府の売価価格引き上げに伴い各種製粉の価格改定を実施したことにより売上規模が上がり、2ケタ増収を記録した。利益面では、販売数の増加、副産品価格の上昇、生産性の向上と販管費の節減などの要素が重なり、経常利益は大幅に増加した。第1四半期純利益は役員退職慰労金制度の廃止に伴い、同慰労金の打ち切り支給を計上したことにより、32億3300万円で同16・9%減となった。通期見通しは、売上高268億円で前期比36・0%増、経常利益31億円で同66・7%増を見込んでいる。同社は1935年設立、資本金28億500万円、従業員数は320人。07年12月期の売上高は205億円。東証一部上場企業。