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豊前市に資源ごみ回収場を2カ所設置 東京のアミタ


週刊経済2025年1月22日発行号

地域住民の交流スペースも併設

リサイクル事業などのアミタ㈱(東京都千代田区、岡田健一社長)は12月7日に豊前市薬師寺の「横武公民館」、同月15日に同市久路土の「黒土公民館」に資源ごみ回収場を設置した。

昨年8月に豊前市が入札型で公募した「ごみ減量化資源事業」と「地域活動推進等ポイント等構築業務」を受託しており、同市が取り組む地域コミュニティ強化やSDGs推進に貢献するもの。同社が運営する資源ごみ回収場「MEGURU STATIONⓇ(メグルステーション)」で回収する資源ごみはペットボトル、びん、缶に加え、とうふ容器や古紙、段ボールなどで、持ち込みはいつでも可能。メグルステーションでは、ごみ回収場のほかに地域住民との交流スペースも併設し、企業や団体と連携したイベントやワークショップも実施する。回収した資源ごみのうち、紙や缶類は現金化して資源ごみ回収場の運営資金に充て、それ以外は再資源化を進める。今後アミタではメグルステーションの設置拡大に向けて豊前市と協議するほか、県内でのSDGsに関する連携も検討している。同社では「資源ごみ回収を通じて、これまで以上に公民館を利用する地域住民同士の交流を支援したい」と話している。

同社は1977年4月設立。資本金8千万円。グループ従業員数261人。県内では、メグルステーションを大刀洗町に5カ所設置している。