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訪日客向け観光キャンペーン 九州観光機構など4社


週刊経済2022年11月8日発行

SNS投稿者に抽選でプレゼント

一般社団法人九州観光機構(福岡市中央区渡辺通2丁目、唐池恒二会長)、九州旅客鉄道㈱(同市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)、西日本鉄道㈱(同3丁目、林田浩一社長)、福岡国際空港㈱(同区大字下臼井、永竿哲哉社長)は11月1日から、インバウンド向けの観光キャンペーン「Welcome back to Kyushu」を開始した。
政府の水際対策緩和以降、国際線の再開や増便などが相次ぐ中、福岡空港を玄関口とした九州全域の国際観光旅客の需要回復を促す。キャンペーンでは、海外在住者を対象に、九州観光機構公式SNSへの投稿に対するコメントを募集。「あなたの行きたい九州の観光スポット」、「あなたの食べたい九州のグルメ」、「あなたが思う九州の魅力」といったテーマにコメントを投稿したユーザーの中から、抽選でJR九州のフリーパス「JR九州レールパス北部九州版3日間用」(5人)、西鉄の「SUNQパス 全九州+下関 3日間用」(5人)、福岡空港免税店で使える商品券1万円分(5人)をプレゼントする。キャンペーン期間は来年1月31日まで。
11月1日には、福岡空港国際線ターミナルで参画各社やエアラインの従業員が訪日客を出迎え、キャンペーンチラシやパンフレットを配布した。九州観光機構海外誘致部の芝田利之さんは「10月の水際対策緩和以降、国際線ターミナルにもにぎわいが戻りつつある。SNSを通じて九州の魅力を発信し、今後のインバウンド回復につなげたい」と話している。
福岡国際空港によると、水際対策が緩和された10月の国際線運航実績は、8カ国・11路線の450便となった。11月は、8カ国・12路線の約1千便となることを見込んでいる。