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要介護認定者を受け入れ可能に えにしあ


週刊経済2021年7月20日発行

8月1日から

シニアフィットネスサロン運営の㈱えにしあ(北九州市小倉北区下到津4丁目、永野響子社長)は、8月1日からサロンでの要介護認定者の受け入れを開始する。
同社の運営サロン「えにしあ」では、脚や背中などの筋力トレーニングや脳トレなど選択制で利用者にメニューを提供している。これまでは、介護保険外の人の自費利用と、介護認定の「要支援1」、「要支援2」の人の保険利用を受け付けていたが、新たに指定を受けることで要介護の人まで受け入れ可能になるもの。開業から4年が経ち、これまで要支援認定だった利用者が要介護認定にかわるケースが出てきていることから、受け皿となりより幅広いサポートを可能にする。受け入れに伴い、要介護認定の人には通常の運動や昼食サービスに加え、工作や文化施設訪問など利用者同士で決めてもらうフリータイムの時間を設けたプログラムを提供する。永野社長は「以前から念頭にあり、昨年8月に同町内から拡張移転した際に、今回の申請が通るように内装を作っていた。当サロンに通われている高齢者は自立への意志が強い方が多い。要介護になってしまったという孤立感を少しでも軽減したい」と話している。
同社は2017年12月設立。資本金300万円。