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苅田北九州空港―行橋間8・6キロが開通  東九州自動車道    記念式典に約400人


 西日本高速道路株式会社(石塚由成社長)が整備中の東九州自動車道県内区間のうち、苅田北九州空港―行橋間が3月23日午後3時に開通した。
 開通区間の延長は、京都郡苅田町雨窪から行橋市下検地までの8・6キロ。設計速度80キロの片側2車線で、総事業費は約310億円。97年12月に計画決定を受け、07年12月から工事に着手していた。盛土による土工区間が4.5キロ、トンネル区間(3本)が43%、橋りょう区間(7橋)が5%で構成している。苅田町から行橋市にかけての自動車専用道路としては初めて。今回の開通で、北九州市から行橋市までの第3次医療施設の搬送時間が一般道路と比較して12分の短縮となり、救急医療体制の充実が期待されている。また、日産自動車九州株式会社や日産車体九州株式会社、トヨタ自動車九州小倉工場など自動車関連産業が集積しているため、物流時間の短縮化によるコスト削減や生産の効率化といった経済面での開業効果も注目されている。
 当日は午前10時から本線上で開通式典があり、福岡県の小川洋知事、田中純行橋市長、吉廣啓子苅田町長、地元選出の国会議員によるテープカットと渡り初めが行われた。その後、苅田町中央公民館で開かれた記念式典には関係者約400人が出席。西日本高速道路株式会社の石塚由成社長は「平成9年の施行命令から17年。地権者はじめ、地元の皆さんの協力で今日の開通を迎えることができた」と切り出した後、「県内では行橋―みやこ豊津間7・4キロが来年度に完成する。1日でも早く開通できるよう全力で工事を進めていきたい」と主催者あいさつ。来賓の小川知事は「東九州道の県内区間では8年ぶりの開通となる。行橋など京築地域は農林水産業、観光などの面でポテンシャルの高い地域。沿線地域のさらなる発展に期待したい。県も京築地域の振興に力を入れていく」とあいさつ。また、地元選出の国会議員では、福岡11区の武田良太防衛副大臣、福岡10区の山本幸三衆院議員、福岡9区の三原朝彦衆院議員、福岡5区の原田善昭衆院議員、比例九州の西川京子文部科学副大臣(いずれも自民党)、松山政司参議のほか、公明党比例九州の秋野幸三衆院議員、日本維新の会比例九州の河野正美衆院議員らがそれぞれ登壇して祝辞を述べ、東九州自動車道の有益性と早期全線開通の必要性を訴えた。また、経済界を代表して九州経済連合会の麻生泰会長が「高速道路の開通は企業進出など経済にとっては予想以上に大きな影響を与える。沿線には北九州空港もあり、同区間のポテンシャルはとても高い。東九州道の全線開通は九州全体の発展に必要不可欠な道路。1日にも早く全線開通してほしい」などと早期の全線開通に期待を寄せた。