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芸術学部を5学科体制に改編 九州産業大学 入学定員は340人から300人に
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九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、山本盤男学長)は、来年4月から芸術学部3学科を5学科体制に改編することを明らかにした。
同大学では来年4月の芸術学部開設50周年に伴い、国内初となるソーシャルデザイン専門の学科新設を含む新たな学科体制づくりを推進。学科を超えた履修ができる副専攻制度の導入など制度改革を行うことで、さまざまな学修ニーズに対応し、柔軟な芸術教育を実現することが目的。来春から履修開始を予定しており、現在、届出設置書類を提出している。
新学科の内訳は絵画・造形彫刻などの美術とアニメーションやデジタルアートなどのメディア芸術を融合した「芸術表現学科(入学定員65人)」、「写真・映像メディア学科(同50人)」、基本的なグラフィックデザインに加え、イラストレーションやキャラクターデザイン教育を強化した「ビジュアルデザイン学科(同75人)」、陶芸や染織・金属工芸などの工業製品デザインと生活環境に関わる多様な立体物デザインを学ぶ「生活環境デザイン学科(同70人)」、WEBに代表されるさまざまな情報媒体のデザイン提案を行う人材教育と地域産業と連携し、トータルプロデュースができるデザイナーを養成する国内初の新学科「ソーシャルデザイン学科(同40人)」の5学科。これまでの3学科(美術学科80人、デザイン学科180人、写真映像学科80人)と比較して入学定員は40人減の300人となる。
同大学では「近年、海外における日本のアニメーションや漫画、日本製品のデザインが高い評価を受けており、アートやデザインを取り込んだ経営も注目されている。デザインが持つ提案力や具現力の期待の高まりを背景に、入学定員は減少するが、新たな学科編成で学生の学びの選択肢を広げていきたい」と話している。