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舞鶴2丁目のオフィスビルを売却 富士ピー・エス
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週刊経済2025年4月2日発行号
譲渡益は22億9千万円
プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の㈱富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、堤忠彦社長)は3月10日、所有する賃貸物件(同区舞鶴2丁目)をマントミ・アセット・マネージメント合同会社(大阪市)に売却した。
2021年5月に策定した中期経営計画「VISION2030」に掲げる目標達成に向けて、既存工場のリニューアルやM&Aによる補修補強会社の子会社化を実施するなど、経営資源の充実を図っているが、経営資源の有効活用と財務体質の強化を図るため、同物件を売却した。譲渡価額、帳簿価額は公開していないが、譲渡益(譲渡価格から帳簿価格と譲渡に係る費用等の見積額を控除した概算額)は22億9千万円。2025年3月期の連結決算で特別利益として計上し、当期純利益を4億2500万円から19億2500万円に上方修正した。
売却したのは「富士赤坂ビル」。地下鉄赤坂駅から徒歩2分に位置し、1992年に完成。現在は事務所、オフィス用として貸し出している。鉄骨鉄筋コンクリート造の地下1階地上10階建てで、延べ床面積は5073・41㎡。