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脳性麻痺児用揺動ベッドを試作  アイクォーク    年内の商品化目指す


 電子機器設計、製作受託、自社商品開発を手掛けるアイクォーク株式会社(糟屋郡志免町南里6丁目、立石憲治社長)はこのほど脳性麻痺患者用の揺動ベッドを試作、年内の商品化を目指して開発を進める。
 同社では、乳幼児用の揺動型ベビーベッド「スイマ」を九州大学と共同開発、2009年に商品化した実績があり、製造、販売、レンタルを行っている。その中で、脳性麻痺の子どもを持つ保護者や病院関係者からも揺動ベッドについての問い合わせを受けたことから、「スイマ」をもとに、脳性麻痺児向けにクッションを取り付けるなどした揺動ベッドを試作した。今後、家庭や施設などでのモニター使用のほか、長崎大学医学部と共同で検証を行う計画で、個人差を考慮した揺れの速度や幅などを探り改良を進める。年内の商品化を目指し、商品開発には福岡県工業技術センター機械電子研究所(北九州市八幡西区)、企業や医療機関・福祉施設、行政などで構成する、ふくおか医療福祉関連機器開発・実証ネットワークのサポートを受ける。
 立石社長は「脳性麻痺と揺動刺激に関する研究・文献はすでにあり、実際に使用していただいているモニターの方からも、寝かしつけに効果を実感できたという声をいただいた。しかし、個人差を考慮した適正な揺れや、揺動ベッドを使用できる脳性麻痺の判断基準を明らかにすることなど、課題もある。医師や研究者などと連携して開発・商品化し、在宅介助の負担軽減などにつなげたい」と話している。
 同社は2000年9月設立。資本金は1000万円。本社事業所のほか博多区博多駅前4丁目に博多駅前オフィス、田川郡に筑豊事業所、東京都大田区にショールームを置く。