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    耐火物需要減で売上高3・5%減の1373億円  黒崎播磨


    経常利益も13・5%減

    耐火物メーカーの黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、江川和宏社長)の20年3月期連結決算は、売上高は前期比3・5%増の1373億9500万円、経常利益は同13・5%減の97億6400万円で減収減益だった。
    主要得意先である鉄鋼業界の国内粗鋼生産量が、リーマンショック以来10年ぶりの低水準に落ち込む市況を背景に、耐火物需要が減少。主力の耐火物事業だけでなく、ファーネス事業、セラミックス事業もでも市場の需要減に直面し、連結売上高は減収となった。また収益面でも、耐火物事業は為替影響やコストダウンの進展で増益となったが、その他の事業では売上高の減少から大幅減益が目立ち、営業利益は同11・0%減の93億8700万円、純利益は同18・1%減の64億4400万円といずれも減益となった。
    セグメント別には、主力の耐火物事業の売上高は前期比2・0%減の1142億円、利益は同2・9%増の69億7600万円。窯炉の設計施工や築造修理のファーネス事業は、売上高が同12・6%減の147億6500万円、利益は同52・9%減の8億7900万円。産業用ファインセラミックス製造販売のセラミックス事業は、売上高は同7・7%減の67億1400万円、利益は同33・8%減の7億7500万円。不動産事業の売上高は同7・7%減の8億3100万円、利益は同3・3%減の7億600万円。石炭製造販売のその他事業の売上高は同17・5%増の8億500万円、損益は6400万円の赤字(前期は500万円の黒字)だった。
    今期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響で鉄鋼会社向け耐火物の販売数量・販売価格が不透明であることから、現時点では未定。

    2020年6月23日発行