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繰り返し使用可能なエコ封筒を発売 eco‐be 来年3月までに20万枚販売目標
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エコ商品の企画、開発、製造、卸、販売を行う株式会社eco‐be(福岡市博多区博多駅前2丁目、吉原丈巨社長)は10月12日、繰り返し使用が可能な封筒を発売した。
名称は「バトンメール」。素材は透明なプラスチック製で、サイズは縦120mm、横220mm。切手、消印用の窓を付けることで、中身を入れ替えて繰り返し使用できるようにした。価格は百枚あたり2730円(税込)。売上の一部はNPO法人BOSF日本(東京都西東京市田無町)の森林保護活動に充てられる。現在、福岡市インキュベート施設に入居しているベンチャー企業や広告代理店、東京都の通販会社、IT企業など15社での導入が決定している。現在販売中のものは1サイズで、色はナチュラルクリアーのみだが、今後要望に応じて色やサイズの変更などオーダーに対応していく意向。通信教育の添削やイベントの招待状、各種入会案内など、返信を必要とする文書を多く扱う企業での利用を見込み、1期目である来年3月までに20万枚の販売を目標にしている。
吉原社長は「国内で年間145億枚が消費されているという封筒をリユースすることで、ごみの削減のほかコストダウンにもつながる。まずは福岡を中心に多くの企業の方に知ってもらい、取り組みを広げていきたい。福岡―東京間の試用では10回以上郵送しても問題なく使用できているが、郵送を繰り返して古くなったものは回収から再生までできる流れをつくり、リサイクルの面でも環境に貢献したい」と話している。
同社は2010年4月設立、福岡商工会議所ビル内のインキュベートプラザ博多に入居している。資本金は2百万円。従業員は1人。吉原社長は長崎県諫早市出身、1967年5月23日生まれの43歳。長崎日大高校卒。趣味は釣り、温泉、ゴルフ。