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総工費5億円投じ全面改装 　博多エクセルホテル東急　　　 10年末完成目指す

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　東急ホテルズグループで福岡市博多区中洲4丁目のシティホテル・株式会社博多エクセルホテル東急（小泉寿社長）は、総工費約5億円を投じ、5月末から約1年半かけ、全面改装する。完成は2010年末。
　これは増加する中国、韓国などの観光客への対応強化や、2011年の九州新幹線開業による需要拡大を見込んだもの。まず5月末をめどに2階のレストラン「ティベリーナ」を閉店し、7月中に新業態レストラン「チャコールグリル（仮称）」を開店。7月から全308室のうち10～12階の上位客層向け客室の壁や家具などの内装を開始。その後他の階の客室も順次改装し来年2、3月の工事完了を目指す。客室改装に伴い、全室に貴重品を保管するセーフティーボックスを設置。欧米からの宿泊客に対応するため、200センチのキングサイズベッドを32室に導入する。さらに今年7月から地下駐車場もファミリー向けワンボックスカーなど大型車に対応するため、高さを25cm上げ180ｃｍにする工事を実施。また工期開始は未定も、2010年までに1階ロビー部分に店舗面積90平方mのバーを新設する。宮島芳明総支配人は「福岡はアジアからの集客、新幹線開業などチャネルが揃っており、業界内の競争が激しくなると思うが独自のサービスで活路を開きたい」と話している。
　同社は1991年6月設立。92年4月開業。資本金は1000万円。従業員数は60人（アルバイト含む）。宮島総支配人は東京都世田谷区出身。1963年9月21日生まれの44歳。慶應義塾大学法学部卒。趣味はスキー、旅行、ダイビング、ドライブ。