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綱場町に8階建て新本社ビルを新築移転  マルショウ    総工費3億円、7月着工、来夏完成


 メンズウェア店「MONTE LUPO(モンテルポ)」6店舗などを展開する株式会社マルショウ(福岡市博多区上川端町、正木計太郎社長)は、約3億円(土地代含む)を投じて同区綱場町に地上8階地下1階建ての新本社ビルを新築移転する。7月に着工し、来年8月めどに完成。
 同社は店舗のスクラップがひと段落し、今後はレディスウェア店も含め年間3~4店舗ペースで新規出店を計画し、現本社ビルでは手狭なことから、出店強化を見据えて建設する。場所は通称大博通り沿い、呉服町交差点近くの佐賀共栄銀行福岡支店の北西側2軒隣り。敷地面積は約132平方m。延べ床面積は約900平方m。地下1階が車も入庫できる物流スペース、1階が受付と事務所、2、3階が商品展示スペース、6~8階を生産から企画、販売までの各部門の事務所とする。4、5階はファッション関連業者に貸す予定。正木研次専務は「新規出店を強化するが、既存店のフォローアップがどこまでできるかが本当の実力。そのためにも新本社ビルでは、事務所や展示スペースだけでなく、人材を育てる場にしたい。またレディス店も展開することから、将来的に託児所の設置も検討し、働きやすい環境を整備していきたい」と話している。
 同社は1945年創業、55年1月設立。資本金4000万円。従業員70数人(正社員40人)。10年ほど前からインポート商品を中心とした業態「モンテルポ」を出店する一方で、ショッピングセンターなどに入居していた従来型のメンズショップをスクラップ。今期(08年7月期)は、昨年9月に西区の「マリノアシティ福岡」新アウトレット棟にレディスのアウトレット店「リナータモンテルポ」を、同10月に博多区の「キャナルシティ博多」にイタリアの人気レディスカジュアルブランド「ミス・シックスティ/エナジー」のFC店を出店したほか、今年4月26日は、ファッションビル「天神ビブレ」1階に独自のレディスの新業態「ダブル」を出店。前期売上高は店舗閉鎖の影響で9億円を割ったが、今期は11~12億円を見込む。11年7月期をめどに20億円突破を目指している。