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経常収益は5%減の2422億8900万円 ふくおかFG 最終利益が2期連続過去最高更新
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ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、谷正明会長兼社長)の14年3月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年比5・0%減の2422億8900万円、経常利益が同17・1%減の570億円の減収減益となった。
法人向け融資や住宅ローンは伸びたが、低下した貸出金利回りの影響で減収。本業のもうけを示すコア業務純利益が3%減の659億4600万円と減少したことに加え、国債等債券損益の減少が響き、減益となった。一方、取引先が倒産した場合に備えて積んでおく引当金が景気回復で減り、最終利益を押し上げた結果、当期純利益は12・9%増の361億9200万円と伸長し、2期連続で過去最高益を更新した。
傘下銀行のコア業務純益は福岡銀行が前年並みの598億円、熊本銀行が前年並みの60億円、親和銀行が17%減の91億3900万円で、3行合算ベースでは2・5%減の749億4800万円だった。
今期の経常利益は前年比5・3%減の540億円、当期純利益は8・8%減の330億円を見込んでいる。