NEWS

  • 地域

経常利益24・5%増の225億8000万円  西日本鉄道    売上高は0・6%減の3614億円


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)の2016年3月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比0・6%減の3614億6500万円、経常利益が同24・5%増の225億8000万円の減収増益だった。
 売り上げ面では、主力の運輸業が訪日外国人の増加を受けたバス事業の好調などに支えられ、前年を上回る伸びを見せたが、マンションの販売戸数が減少した不動産業や為替変動の影響を受けた物流業などが振るわず微減収となった。一方、収益面では軽油価格の下落や流通業、小売業が収益性を改善したことが大幅な増益へとつながった。
 事業別に見ると、運輸業の営業収益は前期比3・4%増の866億5200万円。営業利益は軽油価格の下落により動力費が減少したことから、同73・9%増の72億5100万円と大幅な増益となった。不動産業の営業収益は同3・4%減の562億9600万円、営業利益は同8・9%増の100億9600万円。流通業は新規店舗の寄与や前期に建替や改装をした店舗が増収し営業収益は同1・9%増の808億2500万円で、営業利益は同約3・5倍の10億9600万円だった。
 物流業は海運貨物の取扱高が増加した一方、海外子会社での為替変動による円換算額の減少等で、営業収益は同3・2%減の861億2000万円。営業利益は海運の粗利の増加などで同12・3%増の4億6800万円と好調に推移した。レジャー・サービス業は、ソラリア西鉄ホテルソウル明洞の開業や訪日外国人の宿泊増加により営業収益は同1・2%増の387億7200万円となったものの、ホテルの改装や開業の費用が影響し、営業利益は同10・8%減の14億4000万円となった。
 今期は、営業収益が前期比2・9%増の3718億円と増加を目指す一方、経常利益は軽油価格の上昇予想から、バス事業の燃料費増加が見込まれており、同29・1%減の160億円と大幅な減益を予想する。当期純利益は同36・2%減の97億円を見込んでいる。