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約9億円かけアトル那覇薬品本社を建設  アトル    8月末完成


 医薬品卸売業株式会社アトル(福岡市博多区半道橋2丁目、渡辺自修社長)は、沖縄県島尻郡与那原東浜に子会社の株式会社アトル那覇薬品(浦添市宮城4丁目、上原克美社長)の2階建て本社を建設している。総投資額は約9億円で8月末に完成する。
 株式会社アトルは昨年12月、九州地区の空白拠点をカバーすることを目的に同業の株式会社那覇薬品の第三者割当増資を引き受け、今年1月に株式会社那覇薬品の発行済み株式60%を保有して子会社化した。新本社は沖縄県をカバーする物流拠点を併設し、業務効率化を図る。場所は島尻郡東浜の埋め立て地域。敷地面積約4200平方m、延べ床面積約2520平方m。駐車スペースは1850平方mで1階が商品管理スペース、2階が本社事務所となる。土地購入費2億8000万円、建設費5億8000万円。渡辺社長は「沖縄エリアにおいては、営業力、社内管理力の強化を図りお客様のニーズにいち早く応えていきたい。3カ年計画最終年度となる2011年までに沖縄を含めて九州地区シェア25%を目標にしている」と話している。
 同社は株式会社メディセオ・パルタックホールディングスの傘下で、1999年、九宏薬品株式会社と株式会社ユニックが合併した。資本金39億6578万円、従業員約1200人、売上高1941億9200万円(08年3月期)。渡辺社長は福岡市博多区出身、1940年10月4日生まれの67歳、慶應義塾大学経済学部卒、趣味はテニス、読書。