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約1億円かけ西区周船寺に新工場 梅谷仏具店 見学スペースも整備
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仏壇、仏具の製造販売、株式会社梅谷仏具店(福岡市博多区下川端町、武田洋子社長)は、10月から同市西区周船寺3丁目の現工場隣に約1億円かけ新工場を建設する。完成は12月、稼働は2013年1月を予定している。
現工場の老朽化に対応するもので、場所は国道202号のファンファクトリーサカエ周船寺工場北側、現工場の東側。敷地面積2126平方m、平屋建てで延べ床面積420平方m。製造ラインは下地研ぎ、金箔押し場、下地吹付、塗、組み立て、漆の作業場など。また、作業工程を見学できるようにガラス貼りにする。このほか、寺院の仏具一式の製造や、仏具に関わらず飾り棚などの塗の仕事も受け付ける。現工場の跡地は53台の駐車場となる。
武田社長は「一品一品手作業で大切に作っているということを実際に見て、安心していただければ。50年、百年と残る本物を伝えていきたい」と話している。
同社は1963年1月設立。資本金は12百万円。従業員数は約40人。