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糸島市に土産品生産の新工場 LAV
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週刊経済2025年3月19日発行号
5月に直売店オープンへ
もつ鍋専門店「博多もつ鍋おおやま」を多店舗展開する㈱LAV(福岡市早良区百道浜、大山力社長)は2月10日、土産用商品を生産する新工場の稼働を開始した。
同社の土産用商品は店頭販売やEC(お取り寄せ)をはじめ、駅・空港のショップやふるさと納税の返礼品などで流通。近年着実に需要は高まっていたが、従来の生産拠点(博多区美野島)では供給が追い付かない状態が続いていたため、大幅な生産増強に向けた設備投資に踏み切った。
場所は糸島市前原西、県道54号沿いで筑前前原駅から徒歩18分の立地。既設の施設に拡張する形で建屋を整備しており、投資総額は約4億4千万円。稼働開始時の従業員数は4人だが、4月までに10人を採用し、14人体制とする計画。従来、土産品の売上は生産能力の都合上、年約3億円がピークだったが、今回の増強によりフル稼働時の売上は年10億円に達する見通し。また生産機能に限らず、5月をめどに施設内に土産品を販売する直売所もオープンする計画。
大山社長は「最近はECやテイクアウトだけでなく、ふるさと納税も県の共通返礼品に選ばれていることから非常に好調。新工場の生産力をフルに引き出すために、積極的に販売を強化していく」と意気込みを語っている。
広島駅の新駅ビルに広島1号店
3月24日には、JR広島駅の新駅ビル「minamoa(ミナモア)」開業に合わせて、新店舗「広島ミナモア店」をオープンする。
広島県内には初進出。場所はミナモア6階の飲食フロア、「ミナモアダイニング」内で、同フロアで唯一のもつ鍋店となる。店舗面積は約30坪、席数は58席。ランチ営業の対応店で、営業時間は11時~22時。
近年、駅ビルに的を絞った新規出店を加速してきた同社。最近は特に、地域のランドマークとなるような新規開業ビルへの出店が目立っている。直近では4月に天神で開業する「ワンフクオカビルディング」、5月にJR宮﨑駅の駅ビル「アミュプラザみやざき」への出店が控えている。