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粕屋郡篠栗町に配送センター 京都の佐川急便


週刊経済2025年7月9日発行号

延べ床面積は約3万5千㎡

輸送、宅配事業などの佐川急便㈱(京都市南区、笹森公彰社長)は、粕屋郡篠栗町大字和田に配送センター「九州中継センター」を建設する。今年11月に着工し、2027年6月完成予定。
物流業界でドライバー減少が課題となる中、作業効率や輸送の安定性、荷物の積載効率向上など物流効率化を図るもの。場所は「福岡IC」南東側で、敷地面積は約6万6千㎡。鉄骨造りで延べ床面積は約3万5千㎡。トラックバースは117台で、冷蔵、冷凍商品を除く全般商品を取り扱い、処理能力は1時間約3万個。災害時などに非常用電源を72時間分供給できる非常用発電設備や、自家消費型太陽光発電設備の設置も計画している。
同社では「同センターの新設で、佐賀や福岡など九州内の中継センター4拠点と2拠点の一部を集約し、九州全域への広域輸送の利便性向上を期待している」と話している。