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第5回屋台公募で新規6店 福岡市
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週刊経済2025年4月2日発行号
倍率は過去最高の10倍
屋台文化の維持と発展を目的に2017年から営業者の公募を実施している福岡市(高島宗一郎市長)は、昨年7月から第5回目となる屋台営業候補者公募を実施し、6人の新規営業者を選定した。4月以降、渡辺通、天神東、長浜の各地区で順次営業を開始する。
新たにオープンする屋台は日銀前に「LEF(レフ)」、「バル河野」、BiVi福岡前に「博多屋台 からす天狗」、「博多屋台 にのつぎ」、「天神屋台 ぞのちゃん」、長浜地区に、「長浜つくね専門屋台 がぶがぶ」。今回の公募では、6区画に対し61人が応募し、倍率は10・17倍と過去最高を更新。選定された6人の平均年齢は31・6歳で、最年少は24歳と若手の参入が目立った。全員が飲食店での経験を持ち、うち4人は屋台経験者。市内の屋台数は全体で104軒となる見込み。特に長浜地区では昨年6月に7軒の新しい屋台がオープンし、既存の2軒と合わせて10軒からなる「長浜屋台街」が復活。かつての活気を取り戻しつつある。