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第3四半期累計は利益率低下と経費増で赤字拡大  イオン九州    通期は増収増益見込む


 イオン九州株式会社(福岡市博多区博多駅南2丁目、山口聡一社長)の14年2月期第3四半期決算(13年3~11月累計)は、売上高に賃料収入などを加えた営業収益が前年同期比微増の1802億7500万円、経常損失は約2・5倍の18億3200万円となった。
 売上高は新店の売り上げで0・2%増となったが既存店は2・3%減となった。商品別には、食料品が2・4%増、既存店でも0・1%増と堅調に推移、住居余暇商品は2・7%だったが既存店では0・4%減少した。衣料品、ホームセンター商品は、前年同期を下回った。利益面では、衣料品の伸び悩みと食品の価格競争で、売上総利益率が0・4ポイント下回り、経費面では、人件費増加や既存店の活性化投資、省エネ設備投資などで販管費が0・7%増となり、赤字幅が拡大。営業損失は約2倍の20億1300万円、四半期純損失は14・4%膨らんで15億2800万円となった。
 通期では、営業収益は微増の2530億円、営業利益は2・1%増の31億円、経常利益は微増の28億5000万円、当期純利益は73・9%増の12億円と増収増益を見込んでいる。