NEWS

  • 地域

第2四半期は工事原価と販管費増で減益  高田工業所    売上高は前年同期並み


 プラント建設の株式会社高田工業所(北九州市八幡西区築地町、高田寿一郎社長)の11年3月期第2四半期連結決算は、売上高が222億89百万円で前年同期並み、経常利益は15・0%減の10億百万円だった。
 国内では石油・天然ガスプラントの大型定修工事の減少や価格競争などで減収となったが、連結対象子会社のシンガポール高田工業所の売上高が前年同期比2倍超の約20億円と大きく伸びたため連結売上高は前年並みとなった。利益面は、国内での減収に加え工事原価と販管費が増加して営業利益は15・2%減の10億5千万円、四半期純利益は2・1%減の6億17百万円となった。
 工事種別の完工高は、主力の化学プラントが1・0%減の102億81百万円、製鉄プラントは4・2%増の52億6百万円、電力設備が6・2%増の11億38百万円、エレクトロニクス関連設備が7・2%増の11億11百万円、石油・天然ガスプラントは52・5%減の9億6百万円、社会インフラ設備は1・6%増の1億85百万円、その他が22・1%減の12億円。受注高は18・7%減の182億96百万円だった。通期の連結業績予想は売上高4百億円(5・5%減)、経常利益は14億円(37・5%減)で、同社では「通期予想は達成できる見通し」としている。