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第2四半期はコスト削減効果で黒字転換  イフジ産業    利益は当初見込みの4割増


 粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井徳夫社長)の2010年3月期の第2四半期(09年4~9月)決算は、売上高が43億4200万円で前期比14・5%減、経常利益が4億1100万円で前年同期の400万円の赤字から黒字転換した。
 販売数量は、消費減退などの影響で同5・8%減少し、鶏卵相場も低く推移したため、主力の液卵売上高は39億4800万円で同14・2%減となった。損益面では、主原料の仕入体制の見直しで原価低減を図り、製造体制の見直しと人員の最適化でコストを削減できた。原油価格が前年に比べ低く推移して水道光熱費が減少したこともあり、当初見込みを1億2400万円上回る増益となった。営業利益は4億1600万円で前年同期の200万円から大幅に増加。前年同期に1600万円の損失を計上した四半期純利益では2億2000万円を計上。営業利益と純利益は、ともに当初見込みを40%以上上回った。また、同社は中間決算の状況から、通期予想を修正した。売上高については、当初予想の2・8%減の90億2100万円で、前期比11・9%減に修正。経常利益は、当初予想の45%増の6億2000万円で、同約2倍に上方修正した。