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第1四半期は売上微増も経常益は黒字転換  TOTO    2年ぶりに営業黒字化


 衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、張本邦雄社長)の2011年3月期第1四半期連結決算は、売上高が973億12百万円で前年同期比0・5%増、経常利益が2億96百万円(前年同期は29億49百万円の赤字)だった。
 長期ビジョン「TOTO Vプラン2017」に基づき、国内住設、海外住設、新領域の各事業で販売活動強化と事業構造改革を推進した。新築分野は需要が低迷し前年同月比で16%減と大幅に減少したものの、リモデル(増改築)分野は需要喚起が奏功し4%の増加。海外住設事業は中国はじめアジア全体で着実に伸長し19%増加した。営業利益は1億45百万円(同30億98百万円の赤字)。資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額などを特別損失に計上した結果、当期純損益は27億43百万円の赤字(同39億38百万円の赤字)だった。通期では売上高で前期比1・9%増の43百億円、経常利益で同56・7%増の115億円を見込んでいる。