NEWS
- 地域
第1四半期は全部門増収で経常は7・6倍に サニックス 新商品の太陽光発電などが奏功
Tag:
環境衛生業、株式会社サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政伸一社長)の11年3月期連結第1四半期決算は、売上高が前年同期比15・7%増の72億74百万円、経常利益は約7・6倍の59億3百万円で増収増益だった。
売上高は、HS(ホーム・サニテーション)事業部門、ES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門、環境資源開発事業部門ともに前年同期を上回った。利益面では、増収効果とともにグループ全体の合理化策で固定費削減が進み収益性が改善。営業利益は約10倍の6億11百万円、四半期純利益は約5・2倍の4億4千万円となった。
事業部門別の売上高は、HS事業部門では「床下・天井裏換気システム」が堅調に推移したほか、新商品として昨年10月に販売開始した「太陽光発電システム」の売上高が加わったことで12・2%増の44億3百万円だった。ES事業部門は営業効率の向上を図るため東京、名古屋、福岡エリアでビル・マンションの不動産管理会社などへの法人営業に営業を集中。売上高は0・2%増の6億49百万円だったが、合理化を推進したことで固定費が低減、営業利益は26・4%増の55百万円だった。環境資源開発事業部門は「廃プラ加工処理」と、廃プラ発電の「売電収入」が増加し、外食産業や食品工場からの排出量の減少による「有機廃液処理」の減収をカバーし、売上高は29・6%増の22億21百万円だった。
また、7月の月次売上高も全部門が好調に推移し前年同月比24・9%増の25億4千万円に伸ばしたが、通期の業績予想は5月公表の売上高250億円(10・4%増)、経常利益7億55百万円(約3・4倍)から変更していない。