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競艇場敷地内に国内最大級の屋内型スケートボード施設 福岡市
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週刊経済2025年1月29日発行号
3千㎡、大和リースなど3社が優先交渉権
福岡市は1月7日、屋内スケートボード施設の新設を目的に公募していた「ボートレース福岡パーク化事業」の事業者公募について、大和リースを代表とする企業グループが優先交渉権者に決定したと発表した。
隣地に新たに建設している福岡市民ホールの開業(3月末予定)に合わせ、周辺エリアをスポーツや文化の交流拠点としていく計画で、その一環で国内最大級の屋内スケートボード施設を市が整備する方針を打ち出していた。優先交渉権者に決まったのは、代表法人が大和リース㈱福岡支社、構成法人が㈱ムラサキスポーツ、パシフィックコンサルタンツ㈱九州支社。ボートレース福岡内の9千㎡の敷地を対象に、屋内型としては国内最大級、約3千㎡のスケートボードパークを新設する。オリンピックの代表監督を経験している西川隆氏が設計監修を手掛ける。西川氏の考える「世界でも戦える選手を育成できるパークを造る」ことを目指し、国際規格を満たした世界でもここにしかない特長的なパークを設計するとしている。「ストリート」「パーク」といった競技に合わせ、建物を分けて二つのコースを整備する計画。そのほか、須崎公園につながるイベント広場、飲食店などが入るにぎわい施設も合わせて整備する。完成予定は来年10月。
高島宗一郎市長は会見で「このスケートボード場はトップクラスの選手から、これからやってみたいなという子どもたち、それから一般の方まで楽しめる場所になっている。ここから未来のスターが生まれることを期待している」と話している。