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福津市に社員独立制度を適用した新店舗 クックチャムプラスシー 1年後に店舗を社員に譲渡
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総菜を製造・販売する株式会社クックチャムプラスシー(筑紫郡那珂川町、竹下啓介社長)は10月30日、独自策定の社員独立制度を新店で初めて適用する店舗を福津市光陽台4丁目にオープンする。
同社は、社員が独立しやすい環境を整えることでモチベーションアップや人材育成、店舗拡大を図る独自の社員独立制度(DFC)を2013年10月に導入。同制度は、社員が個人事業主として同社とFC契約を結び独立する際に、加盟金や開業までの研修費用がかからず、保証金の負担が割安になるなど、新店の開設より低価格で店舗を持つことができ、今回はその適用1号店となる。
店名は「クック・チャム 光陽台店」。場所は、県道97号沿いの交差点「光陵高校入口」西側、店舗面積は約100平方m、駐車収容台数は8台。営業時間は午前9時~午後8時まで、スタッフは森田裕行店長を含む約10人。車での来店者が商品を持ち帰りやすい工夫として、持ち帰り専用のカゴを使用する「Myカゴ制度」を実施し、レジ業務の効率化、持ち帰り袋の削減も図る。客単価は1200円、初年度売上高は7200万円を見込み、計画では1年間の直営により黒字化した後、店舗を社員に譲渡する。竹下社長は「今後独立する社員のモデルケースとなる。必ず成功させたい」と話している。
同社は2011年10月設立、資本金500万円、従業員400人。13年11月期の売上高は16億3000万円。県内18店舗をはじめとし、九州各県と東京に総菜店「クック・チャム」を31店舗展開する。